2024年7月28日(日)14:00
@瀬古商店
本日のプログラム
春の海
作曲:宮城道雄
荒城の月
作詞:土井晩翠
作曲:瀧廉太郎
Die Mainacht(五月の夜)
作詞:L. Hölty
作曲:J. Brahms
レチタティーヴォとスケルツォ
作曲:F. Kreisler
五十鈴川
作曲:宮城道雄
Czardas
作曲:V. Monti
東京音頭
作詞:西条八十
作曲:中山晋平
故郷
作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一
花
作詞:武島羽衣
作曲:瀧廉太郎
歌詞
荒城の月
春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして
千代の松が枝わけいでし むかしの光いまいずこ
秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし むかしの光いまいずこ
Die Mainacht(五月の夜)
Wann der silberne Mond
durch die Gesträuche blinkt,
Und sein schlummerndes Licht
über den Rasen streut,
Und die Nachtigall flötet,
Wandl’ ich traurig von Busch zu Busch.
銀の月が
潅木に光注ぎ、
そのまどろむ光の残照が
芝に散りわたり、
ナイティンゲールが笛のような歌を響かせる時、
私は藪から藪へと悲しくふらつき回る
Überhüllet von Laub
girret ein Taubenpaar
Sein Entzücken mir vor;
aber ich wende mich,
Suche dunklere Schatten,
Und die einsame Träne rinnt.
葉に覆われて
鳩のつがいが私に
陶酔の歌を鳴いて聞かせる。
だが私は踵を返して
より暗い影を探し求め、
そして孤独な涙にくれるのだ。
Wann,o lächelndes Bild,
welches wie Morgenrot
Durch die Seele mir strahlt,
find ich auf Erden dich?
Und die einsame Träne
Bebt mir heißer die Wang herab!
いつになったら、おお微笑む姿よ、
朝焼けのように
私の魂に輝きわたる姿よ、
この世であなたを見出せるのだろうか。
すると孤独な涙が
私の頬を伝ってさらに熱く震え落ちた。
東京音頭
ハァー踊り踊るならチョイト東京音頭
花の都の 花の都の真ん中で
ヤートナーソレヨイヨイヨイ
ハァー花は上野 チョイト 柳は銀座
月は隅田の 月は隅田の屋形船
ヤートナーソレヨイヨイヨイ
ハァー寄せて返して チョイト 返して寄せて
東京繁盛 東京繁盛の人の波
ヤートナーソレヨイヨイヨイ
故郷
うさぎ追いし かの山
小鮒つりし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷
いかにいます 父母
つつがなしや 友がき
雨に風に つけても
思いいずる 故郷
志を 果たして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
花
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 舟人が
櫂のしづくも 花と散る
ながめを何に たとうべき
見ずやあけぼの 露浴びて
われにもの言ふ 桜木を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳を
錦おりなす 長堤に
暮るればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとうべき
ながめを何に たとうべき